防波堤 |
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増田政夫 防波堤 一人きり 辿り着いた フェリー乗り场の防波堤 别になんでもないけれど 久しぶりにやって来たよ 今ならわかることがある 君と过ごした夏の日 どれだけ歩いても どれだけ探しても 仆らは戻れない カモメの群れ 眺めながら 季节外れの防波堤 裸足のままで 歩いた道は 波に濡れた青春の日々 夕日が染めていた 君の横颜が 今さら爱しくて どれだけ歩いても どれだけ探しても 仆らは戻れない 夕闇が 降りてくる フェリー乗り场の防波堤 |
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