八月のスタジアム |
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冨永裕辅 八月のスタジアム セミの声が响いた 八月のスタジアム 赤いユニフォームを着た 彼のふるさとの名が その人のふるさとが 美しいこの街を 消し去れぬ悲しみを 憎しみ続けるより 六十五年も前 このスタジアムからは 生きてホームへ还る それを竞うスポーツ 仆たちのふるさとが 远いあの夏の日に 夕暮れにしな垂れて それでも歩き出した 谁だってふるさとや 家族を守りたくて セミの声が响いた 八月のスタジアム 'Hiroshima'と刻まれた ユニフォームをゆらして もうすぐ夏が终わる… |
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