ぶらんこ乗り |
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吉泽嘉代子 ぶらんこ乗り やまなみが縁を赤らませて 夕日を抱いているころ 出挂けてゆくの 轧んだロープに身をゆだねて 小屋のとばりに波打つぶらんこの影 手を繋いではまたはぐれて 缲りかえしめぐり逢う星回りなの ちぎれそうになる手を握りなおす间に 振り子は远ざかって消えた 手を繋いではまたはぐれて 缲りかえしめぐり逢う星回りなの 三日月のぶらんこにゆられて あと少し手を伸ばせば指先がふれそう |
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