泣いていたから |
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上北健 泣いていたから 今までの声は、君の嘘だと知っていた。 今までの声は、君の助けだと知っていた。 それでも君はまるで幸せみたいに、手を振って背を向けた。 最期に目に映った君の横颜が歪んで见えたのは、 胸に秘めた想いなど知らない。仆は君の何だっていうの。 手纸を书こうか。仆の忘れたくないこと。 文字になった仆のずっと嫌っている人生は、 答えをくれる人すらここには居なくて、自分を见るのは辛いから、 重ねてきた想いを知らせたい。仆に意味を与えるために。 理由づけ 得意分野 人の狡いとこだけ盗んだ 胸に秘めた想いなど知らない。君が仆を要らないと言っても。 |
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