何故に今は在る |
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中田裕二 何故に今は在る 干涸びた向日葵 夏もまた过ぎ行く 指先をすべらせ 记忆の面影を 乱れた髪が 汗で络んで 午后の日差しに 倾く阴に 揺れる野花に 霞む町并み 雨の歩道に 濡れた夜风に バス停に立つ 人々の背に 君と见たどれもが ストロボで焚かれて 乱れた息で 呼び合う名前 午后の日差しに 倾く阴に 揺れる野花に 霞む街并み 雨の歩道に 濡れた夜风に バス停に立つ 人々の背に 何ゆえに今はある |
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