上弦の月 |
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崎山つばさ 上弦の月 花道を薄く照らして 艶やかな上弦の月 朝がきてそれが春の霜解け(しもどけ)の様に 终わらない雨の中で抱きしめて 変わらない声でどうか嗫いて 倾いた気持ちはやがて また一つ“変わらないで”と 頬の红を崩してたこと 降り続く雨がやがて洗い流した 仮初の梦がいつか覚めたなら ささやかな愿い事をしたことも 遥か远く离れてそれはとても儚く 过去も现在(いま)も全てを 终わらない雨の中で抱きしめて 雪椿 红く染まる花びらに |
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